初診アポイント
問合せ
重要なお知らせ初診のアポイント受付について

10月27現在、初診アポイント状況は以下の通りです。初診アポイントは2ヶ月先(12月27日)まで電話にて受付しております。

電話受付時間は平日は朝9時45分から、土曜日は朝8時45分からになります。初診アポイントのキャンセルがでた際は、随時ホームページを更新して先着順に電話受付しております。ャンセル待ち等の対応はしておりません。

※初診はすべてアポイント制で、アポイント受付はお電話でのみの対応になります。(メール及び留守番電話では受付しておりません)

(初診前の応急対応などはしておりません歯根破折した、前歯が折れた、前歯の差し歯が破損した、歯がぐらついて食べられないなど、前歯で見た目が悪いなど、すぐに診て欲しいという患者様を日々一人ずつ歯科医師1名で対応しております。そんな現状の為、すぐに診て欲しい患者様のアポイントが一杯で応急処置などは対応しきれない状況です。大変申し訳ないのですが、ご理解のほど宜しくお願いします。) 

初診はお口全体のエックス線診査をして、お口の状態を診させて頂き、担当歯科医師が患者様のお口の状態を十分把握した上で治療説明・治療相談を行っております。(エックス線診査なしでの初診対応はしておりません。

尚、初診アポイントの当日キャンセルをされますと、次回の初診アポイントは一年間は取る事は出来ません。初診アポイントは当日キャンセルしないようにお願いします。



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前歯の接触破折治療《前歯をぶつけて歯が欠けた・折れた・歯根破折した場合》

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前歯の接触破折治療
《前歯をぶつけて歯が欠けた・折れた・歯根破折した場合》

治療法

歯が欠けたり折れたりする原因の多くは、転倒や衝突などによる外傷です。これらの事故により歯に強い力が加わると、歯およびその周囲の組織にさまざまな損傷が生じます。
主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
• 歯がぐらつく、響く(歯の靱帯の損傷)
• 歯の端が小さく欠ける(歯の損傷)
• 歯冠が大きく折れる(歯の損傷)
• 歯がしみる(神経の損傷)
• 歯の神経が壊死し、変色する(神経の損傷)
• 歯が抜ける、脱臼する(歯の靱帯の損傷)
• 歯を支える骨が骨折する(骨の損傷)
• 歯肉から出血する(歯肉の損傷)
これらの損傷のうち、歯の靱帯:歯根膜・骨・歯肉の損傷は自然治癒が可能です。
神経の損傷については、ダメージが軽度であれば回復することもありますが、ダメージが大きいと血液供給量が少なくなり神経が壊死する場合があります。その変化のスピードはまちまちで3ヶ月で神経が壊死する場合もあれば、10年かけて徐々に神経が壊死する場合もあります。
歯そのものの損傷は当然自然には元に戻りません。そのため、接着処置や歯科材料による修復が必要となります。

転倒や衝突事故で前歯をぶつけた際の注意点

歯の外傷(欠けた・折れた・ぶつけた)は、受傷直後に歯が大きく揺れたり、腫れや出血が強く出たりすることが多く、症状が激しく現れる傾向があります。そのため、初期の診断や処置が過剰になりがちで、特に「すぐに神経を取る」「折れた歯を抜歯する」といった判断がされることがあります。しかし、こうした不可逆的な処置は、外傷直後に慌てて行うのではなく、症状が落ち着いてから改めて診断し、慎重に治療方針を決定することが望ましいです。まずは消炎処置(歯の動揺を固定する・腫れを抑える・出血を止める・痛みを軽減する)を行い、冷静に現状を把握したうえで治療計画を立てることが重要です。
なお、早期に対応すべきこととして、歯の位置異常の確認があります。ぶつけた衝撃により骨折や脱臼が起き、歯の位置がずれたまま放置すると、その位置で治癒してしまう可能性があります。歯の位置に異常がある場合は、できるだけ早く正しい位置に戻し、固定する必要があります。

歯の破折片をお持ちの方へ
歯の一部が欠けてしまった場合、破折した歯の欠片が残っていれば、それを再接着できる可能性があります。破折片がきれいに戻せれば、比較的シンプルな処置で審美性と機能の回復が期待できます。
歯の欠片は失くさないように大切に保管し、歯科医院へお持ちください。

欠けた、折れたりした際の7つの治療法

歯冠部が破折して、破折片がない時
①コンポジットレジン修復

利点
治療回数も1回で済み、健康保健対応なので治療費は安価である

欠点
接着面積が狭いので、確実な強度がとれない。⇒噛む力にたえきれず取れる可能性がある。
コンポジットレジンはセラミックのような色調再現性が乏しい
コンポジットレジンが劣化し長期的には変色してしまう、接着部分がはがれ着色する⇒長期的審美性の問題

コンポジットレジン修復

歯が欠けた際のコンポジットレジン治療のポイント

コンポジットレジンはどうしても経年的な変色着色があるので、コンポジットレジン修復部分が広がらないように無駄に歯を削らないのがポイント。 着色は境界部に起きやすいので、マイクロスコープなどを用いて拡大視野下でできるだけ適合よく修復し、滑沢に研磨するのが大切。 マイクロフィラー含有のコンポジットレジンを用いることで、色調変化や着色なのも問題は良くなりますがその限界はあります。


歯冠部が破折して、破折片がある時

②破損片の接着修復

破損片の接着修復

破折片を歯科用接着剤を用いて接着修復する方法。
利点
しっかりと接着する事で、審美的回復と機能回復が見込める。
治療がシンプルで、治療費は自費治療であるが安価である。
(当院の場合 1本10,000円)

欠点
接着強度の予知ができない。⇒噛む力にたえきれずいつどこで脱落するかわからない。
破折片の戻りが悪いと、しっかりとした接着が期待できない。
破折片が複数であると、しっかりした接着ができない。戻せない場合もある。
破折片を接着してその後脱落した場合の再接着は確実な接着が期待できない。

破損片の接着修復

前歯が欠けた際の接着治療のポイント

前歯の折れた欠片を適合良よく戻れば戻るほど長期的に維持します。前歯が複雑に折れてしまっていると戻せない場合があります。 一番最初の接着が鍵です。マイクロスコープなどで拡大視野で適合よく戻す事が重要です。
参考ページ→前歯のよくある悩み14症例で解説


歯冠部が破折して 破折がやや大きい時、

③ラミネートベニア修復法

ラミネートベニア修復法

歯の表面だけを削りセラミックを接着させる方法(ラミネートベニア法)
利点
高いレベルでの審美回復が可能。
天然歯に比べても着色が少なく、長期的に審美性を維持できる
削る量が少なくて済むため、歯自体を保存できる

欠点
削除量が少ない分、もともとの歯の色調に影響をうけやすい
⇒重度の変色歯に対して完全な色調の回復には不向きである
神経の取った歯には基本的は変色を起こすので、基本的に行わない
機械的な強度はやや劣る。⇒⇒折れた欠損部が大きい場合はできない

ラミネートベニア修復法

前歯がかけた(欠けた)際のラミネートベニヤ治療のポイント

長期的にラミネートベニヤを保つには歯の表層部のエナメル質にセラミックを接着する必要があります。そのため、歯を削る量には限界があり、形態の変更には限界があり、変色が強い歯は適応できない場合もあります。 ラミネートベニヤの一番の特徴は、歯の表面に薄いセラミックを張り付ける事で、透明感のある自然な美しさが再現できます。


歯冠が破折して 破折部は大きいが神経は露出していない時、
④セラミッククラウン修復法

歯全集を削り、セラミックをかぶせる方法

利点
高いレベルでの審美回復が可能。
天然歯に比べても着色が少なく、長期的に審美性を維持できる。
機械的強度が十分あたえられ、歯を補強できる。
変色した歯でも審美回復できる。

欠点
ラミネートベニアより歯を削る量は多い。

セラミッククラウン修復法

前歯がかけた(欠けた)際のセラミッククラウン治療のポイント

審美回復する上で、歯の変色状態を考えて歯の削除量をコントロールする事が綺麗なセラミックを作るのに重要です。クラウンの境目が見えないように歯肉の下まで歯を削りこむ事で生えた様な自然なクラウンになります。 長期に維持するには適合の良いセラミッククラウンが必要です。そのため、シリコーン印象材を用いてしっかり印象取る事がポイントです。 歯科医師は勿論、歯科技工士の腕が仕上がりを左右します。


歯冠破折 破折が大きく神経が露出し消炎ができない時、
もしくは、神経を取っている歯が歯冠で折れた時
根管治療を行った後、⑤ダウエルポスト(土台)+セラミッククラウン修復法

ダウエルポスト(土台)+セラミッククラウン修復法

歯の神経の処置後、ファイバー樹脂を用いて歯自体を補強してセラミックをかぶせる方法
利点
高いレベルでの審美回復が可能
神経を取る処置となった際はダウエルポスト(ファイバー&樹脂)で補強をおこなう 変色した歯でも審美回復ができる
歯を全集クラウンで覆う事で歯の補強が行える。

欠点
神経が露出してしまうと、神経に炎症が起きやすくなる。消炎できない時、神経を取る必要がある
歯を全集削る必要がある。

ダウエルポスト

前歯がかけた(欠けた)際のダウエルポスト+セラミッククラウン治療のポイント

破折に対する強度を獲得するために、ポストをある程度深く長く入れる。ポストをしっかり接着させる事で感染根管のリスクも回避できます。接着作業がとてもデリケートな行程なのでマイクロスコープで拡大視野で行うのがポイントです。


歯根破折 破折線が歯肉より下あり、歯根はしっかり残っている時
根管治療を行った後、
⑥歯周外科処置(クラウンレングスニング)を行い
ダウエルポスト(土台)+セラミッククラウン修復法

歯の神経の処置後、埋まっている歯根を歯周外科手術を行い歯肉の調整を行って、 ファイバー樹脂を用いて歯自体を補強してセラミックをかぶせる方法
利点
残された歯根を抜くことなく活用できる 歯周外科+ファイバー樹脂(土台)処置を行う事で取れにくく、脱離しにくいクラウンを入れることができる

欠点
埋まっている歯根を掘り起こすために、歯周外科処置が必要で、その結果歯冠が長くなる

歯周外科処置

前歯がかけた(欠けた)際の歯周外科(クラウンレングスニング)治療のポイント

クラウンが脱落しない様に、残存歯質を最低1.5㎜以上は獲得していく必要があります。この1,5ミリがあるかないかが長期的成功には大きなポイントとなります。


歯根破折 破折線が歯肉よりかなり下あり、歯根はしっかり残っている時
根管治療を行った後、
⑦エクストルージョン法(矯正的挺出)を行い、クラウンレングス(歯周外科)
ダウエルポスト(土台)+セラミッククラウン修復法

ダウエルポスト(土台)+セラミッククラウン修復法

歯の神経の処置後、埋まっている歯根を矯正で引っ張り上げ、歯周外科手術で歯肉の調整を行って、ファイバー樹脂を用いて歯自体を補強してセラミックをかぶせる方法

利点
残された歯根を抜くことなく活用できる
歯周外科+ファイバー樹脂(土台)処置を行う事で取れにくく、脱離しにくいクラウンが装着できる
矯正処置を行って、歯周外科処置を行う結果、歯冠の長さは適正にコントロールできる
欠点
矯正処置で歯根を牽引するため治療時間がかかる
矯正処置で歯根を引っ張るため、結果的に歯を支える歯根が短くなる。

エクストルージョン法
術前の状態

1、術前の状態 前歯をぶつけて差し歯が脱離して同時に歯根が折れてしまった。 歯根には破折線(ひび)が認められたが炎症はなく、破折線に接着材を流し保存する事とした。(図1の状態)

表側と裏側

2、2本の前歯に矯正用の仮歯を装着して、右の前歯をゴムで牽引して矯正的延出を行っ手いる状態の表側と裏側。
(図2の状態)

矯正的延出が終了
3、右の前歯が矯正的挺出が終了した状態。歯を引っ張りあげることで歯肉も一緒に上がってくる。(図3の状態)
歯肉を切除
4、歯周外科処置を行って歯肉を切除して下げた状態。(図4の状態)
ファイバー樹脂
5、ファイバー樹脂の土台を入れて歯を補強した状態。(図5の状態)
オールセラミッククラウン
6、前歯2本にオールセラミッククラウンを装着した状態。(図6の状態)
終了

前歯がかけた(欠けた)際のエクストルージョン治療のポイント

矯正後の後戻りがないように、ある一定期間は保定します。 クラウンが脱落しない様に、残存歯質を最低1.5㎜は獲得する事が長期的成功にはとても大切です。

参考ページ→前歯差し歯の歯根が割れる、保存治療編

 

前歯のセラミッククラウンが欠けた際の治療法

セラミッククラウンの破折
コンポジットレジンリペア修復法

セラミックの破折部をコンポジットレジン接着させる方法
利点
セラミッククラウンを壊さないで済む
1回の治療で済む

欠点
接着境界部に着色が起こりやすい
コンポジットレジン自体が変色をおこしやすい
コンポジットレジンとセラミックの接着力が弱く脱落する
コンポジットレジンの色調再現性に限界がある 

参考症例  『前歯のセラミッククラウンがかけた部位にコンポジットレジンにてリペアした症例』

治療前
治療前

治療後
治療後


前歯が抜けてしまった患者様へ


衝突などで歯が完全に抜け落ちてしまった場合、「再植」という治療法があります。これは抜けた歯を元の位置に戻す方法で、成功するかどうかは歯根膜(歯の周囲の組織)の細胞の状態に大きく左右されます。
抜けてからの時間が短く、保存状態が良ければ、歯は再び定着する可能性があります。逆に、数時間以上経過したり、歯が乾燥してしまった場合は、再植しても定着しないことがあります。

応急対応のポイント
• できるだけ早く、対応してくれる歯科医院へ行き、「歯がぶつかって抜け落ちた」と伝えてください。
• 抜けた歯は、生理食塩水などで軽く洗い、きれいな状態で元の位置に戻せる場合は、そっと戻して負荷をかけずに歯科医院へ向かってください。
• 歯が折れていて戻せない場合は、生理食塩水(ない場合は牛乳、または口の中)に浸けて保管してください。
• 歯根面(歯根膜)を乾燥させないことが非常に重要です。
歯科医院では、抜けた歯を元の位置に正確に戻し、固定する処置を行います。

 

 

CT
破折の診断を行う、歯科用CT
マイクロスコープ
破折片の接着には欠かせないマイクロスコープ
セメント
歯髄の閉鎖に欠かせない、MTAセメント

エド日本橋歯科 前歯破折歯治療への取り組み

当院では、2003年の開業当初から、外傷(夜間歩行中の転倒、自転車での転倒事故、交通事故、海外旅行中での事故、スポーツ中の打撲、中高年の咀嚼破折など)で前歯を折る、かける、抜けるなどの症例を特化して治療してきました。

今まで500症例以上手掛け、すべての症例で治療前、治療中、治療後の予後の記録を残し、破折した歯をいかに歯を削らず、神経を取らずに、低侵襲で治せるかを追究してきました。

現在では、マイクロスコープ、CT、レーザー、MTAセメント、などの精密機器、最先端材料を用いて、歯の保存を第一にあらゆる可能性を考えて、より確実に、より綺麗に、より永く(長持ち)、より無駄なく(無駄に歯を削る事なく)、前歯の破折治療を行っております。

 

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