初診アポイント
問合せ
重要なお知らせ初診のアポイント受付について

現在、初診アポイントが混雑のため取りにくい状況です。
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月24現在、初診アポイント状況は以下の通りです。初診アポイントは2ヶ月先(6月24日)まで電話にて受付しております。

電話受付時間は平日は朝9時45分から、土曜日は朝8時45分からになります。初診アポイントのキャンセルがでた際は、随時ホームページを更新して先着順に電話受付しております。ャンセル待ち等の対応はしておりません。

※初診はすべてアポイント制で、アポイント受付はお電話でのみの対応になります。(メール及び留守番電話では受付しておりません)

(初診前の応急対応などはしておりません。歯根破折した、前歯が折れた、前歯の差し歯が破損した、歯がぐらついて食べられないなど、前歯で見た目が悪いなど、すぐに診て欲しいという患者様を日々一人ずつ歯科医師1名で対応しております。そんな現状の為、すぐに診て欲しい患者様のアポイントが一杯で応急処置などは対応しきれない状況です。大変申し訳ないのですが、ご理解のほど宜しくお願いします。)



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歯周病

歯周病

歯周病とは

歯周病とは

歯周病とは、歯肉や歯槽骨(歯を支えている骨)などの歯の周りの組織が破壊し、初期症状として、歯肉がはれたり、歯肉から出血したりする、さらに進行すると深部組織の破壊が進み歯周ポケットを形成し、歯槽骨の吸収がすすみ歯肉を押すと膿がでたり、重度となると歯がぐらぐら揺れたり、末期となる歯が抜け落ちる恐ろしい病気です。 更に恐ろしい事にこれらの変化の多くは痛みなどの自覚症状に乏しく、多くの患者はかなり進行してから気が付く事が多い。抜歯される歯の半分は歯周病であるという報告もあります。

治療の基本は早期発見早期治療と定期的メンテナンスになります。

歯周病の原因と治療の考え方

歯周ポケット

歯周病は、歯垢(プラーク)中の細菌が原因となって生じます。
歯垢(プラーク)を構成する細菌の中で、特に歯周病変に強く関与している細菌がいて、これらを歯周病関連菌と言います。主な歯周病関連菌は右上の通りです。これらの細菌が初発因子となって歯肉に炎症がひきおこされ歯周ポケットが形成されます。

歯周ポケットは言わば、歯周病菌の巣です。歯周ポケット内に、これらの細菌は歯根の表面を足場として細菌自ら作り出すネバネバした物質により苔状(バイオフィルム)に停滞していきます。そして、これらの細菌が毒素をだして骨吸収を引き起こさせるのです。 細菌の種類により、骨の吸収を引き起こす力も異なります。それゆえ、歯周病と一言で言われがちですが、患者さんにより症状が様々です。

また、歯周病の進行には宿主側つまり患者自身側の防御機能(抵抗性、治癒力)やかみ合わせ、そして環境(喫煙、ストレス、歯列不正、不適合なクラウンなど)が係り、歯周病の本当の原因を突き止める事を複雑にさせております。

歯周病治療の考え方は、原因と思われる因子を一つずつ除去する事になります。まず最初に行うべき事は正しいブラッシングにより、歯周病菌数を少なくコントロールする事です。これをプラークコントロールと言います。私たちはお口で飲食を行い続ける以上歯周病菌数はゼロにする事はできません。プラークをコントロールして歯周病から歯を守りましょう。そして、次にする事は歯周ポケットを減らして、歯周病菌の巣を退治しましょう。その他かみ合わせ(咬合因子)や歯列不正(環境因子)が関与するのであれば、それらの問題を一つずつ解決していく事が歯周病治療です。

歯周病の進行と治療

一般的な症状と治療は以下の様になりますが、実際の臨床診断は歯周組織(歯肉や骨)状態だけで判断するのではなくお口の中を総合的に診ておこないますし、治療の方法も各個人様々です。歯周病で深刻に悩まれているのであれば、きちんとした診査をうけ、治療をどうしたらいいのか歯科医師に相談されてみてはいかがでしょうか。

健康な歯肉

歯肉の色はライトピンク色。
歯周ポケットは1~2㎜程度。

健康な歯肉

治療のポイント
健康状態を維持するためには、定期的なクリーニングにより日頃のブラッシングでは落としきれなかったプラークと歯石及び、細菌の皮膜(バイオフィルム)の除去をおこなっていくのが大切。


初期の歯周病

歯肉の色は赤褐色(ダークピンク)
歯肉から出血がでる。
歯周ポケットは2~4㎜程度
【治療】ブラッシング、スケーリング(歯石除去)

初期の歯周病

治療のポイント
初期の段階でで歯周病(ブラッシング指導、スケーリング)の治療を行えば、健康な歯肉に回復することは可能。
歯周病治療の基本は何よりも正しいブラッシング。


中等度の歯周病


歯肉から出血や膿がでる。
歯周ポケットは4㎜以上
歯槽骨(歯をささえている骨)の吸収する。
【治療】ブラッシング、スケーリング(歯石除去)、歯周外科処置、再生療法

中等度の歯周病

治療のポイント
中等度になると、スケーリング(歯石除去)では取りきれない深い位置まで細菌感染が起こる場合があり。その際は歯周外科処置を行い、感染源を完全に除去し、ブラッシングしやすい環境を作りが大切。その際、患者本人のプラークコントロールができる環境を作れるか鍵です。
⇒歯周病の進行を停止できるボーダーライン


重度の歯周病

歯肉を押すと膿がでてくる。
時々歯肉が腫れるて痛む。
歯根と歯根の間まで細菌感染がおきるている。
歯が前後左右にぐらぐらする。
【治療】ブラッシング、スケーリング、歯周外科処置、再生療法、PDT治療

重度の歯周病

治療のポイント
重度になると、歯周外科処置を行っても感染源が取れないことがあります。また、感染源が除去できてもその後、患者本人によるプラークコントロールができないために、歯周病が進行してしまう可能性もあります。

進行を少しでも抑えるためには短期間でのクリーニングを実施する。重度の歯周病の歯をブリッジや部分入れ歯に取り込むには注意が必要。


末期の歯周病

顎(あご)や周辺リンパ節が腫れる。
歯が前後左右、上下にもゆれる。
歯が揺れて食事ができない。
【治療】消炎処置(洗浄、消毒、切開排膿、抗生剤投薬)抜歯

末期の歯周病

治療のポイント
末期と診断し、抜歯となった際には他の歯への影響を考えた欠損治療が大切。


歯石

歯周病の治療がうまくいく中等度以内であれば、通常の歯周病治療を行えば確実に歯周病は治ります。重度まで行くと歯周病の進行を止めるのは難しくなります。
歯周病が気になりだした方、すでに歯周病が進行してお悩みの方、お早めに歯科医院にて検診を受けられる事をお勧めします。

歯周病の再生療法

歯周病・術前述語

近年、治療技術の発展により歯周病で失われた歯周組織の再生が可能となってきました。以前からの治療法では抜歯となっていた歯が保存できる可能性が広がってきています。そして、歯周組織再生誘導材(エムドゲイン)や人工代用骨などの開発により再生療法の簡便化が進んでおります。再生療法を適正な症例に対して適正に行えば、失われた歯周組織(歯槽骨、歯根膜、歯肉)は再生いたします。再生療法の治療成功のポイントは適応症例を見極めになります。一度ご相談ください。

歯周病と全身疾患

最近の研究で全身の疾患と歯周病が深い関係にあることが示唆されています。歯周病の原因となる口腔内細菌が血中や呼吸器官の中に入り込むと、心筋梗塞・動脈硬化症・肺炎・早産などを引き起こす確率が高くなることが明らかとなってきました。また、歯周病と糖尿病は相互に影響を及ぼしていることも分かっています。サイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病気) とも呼ばれるほど自覚症状が少ない歯周病です。健康に過ごして頂くためにも、歯周病の早期診断、早期治療をお勧めいたします。

歯周病治療の流れ

検査(現在状態の把握)

歯周病治療を決定するために、現在の歯(動揺状態、歯根形態)や歯肉(歯周ポケットの深さ、炎症状態)、歯を支えている骨(エックス線検査)の状態、を調べます。

矢印

歯ブラシ指導、スケーリング・ルートプレーニング

歯科衛生士による歯ブラシ指導し、スケーリング((歯石除去)を行います。通常のスケーリングによる歯石除去可能部位は歯周ポケット3mm以内です。

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再検査(治療後の状態確認)

歯肉の炎症あり、深い歯周ポケットあり

歯周外科処置

歯肉の炎症があるのは歯周ポケット深部に歯石が残っていたり、歯ブラシが届きにくい環境であるのが原因。それらを改善するために、歯肉の外科的治療を行っていきます。

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歯肉の炎症なし

再度、歯肉(歯周ポケットの深さ、炎症状態)をチェックします。

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メンテナンス

日常の歯ブラシなどで取りきれないプラーク、歯石を定期的クリーニングで除去して炎症にない健康状態を維持していきます。

歯周病とかみ合わせ

歯周病の症状を増幅する因子にかみ合わせ因子(咬合性因子)があります。夜間の歯ぎしりや過度の咬合力(かみ合う力)により歯が側方にゆさぶられて歯槽骨(歯をささえている骨)が吸収してきます。咬合性因子(かみ合わせ因子)だけでは歯肉の炎症(歯肉が腫れる、出血するなど)は生じませんが、咬合性因子(かみ合わせ因子)に歯周炎の初発因子である歯垢(プラーク)が合併すると急速に歯周病を進行させます。

つまり、お口の中の歯が全体的歯周病の症状があれば炎症性の因子を主に疑いますが、限局した歯だけに歯周病症状が大きくでた時は咬合性(かみ合わせ因子)も疑うべきです。重度の歯周病の多くは咬合因子が深く関わっています。

かみ合わせ・歯並び

→参考ページ:嚙み合わせ・歯並び

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