エックス線検査とCT検査
エックス線検査とCT検査
エックス線検査とCT検査とは
お口の中の組織に、エックス線を当てる事で硬組織の状態を診る事ができます。エックス線は1方向から放射させるので、エックス線フィルムには二次元の平面データとして診る事ができます。
一方、CT検査とはコンピュータ断層撮影(コンピュータだんそうさつえい)英語で Computed Tomographyの略です。名前のとおり、物体の(輪切りなどの)断面画像を得る事もできますが、、画像処理をする事で三次元グラフィックスとしてPC画面に表示される診る事ができます。
また、CT機器の中でも歯科用CTと呼ばれるCBCT(コーンビームCT)が近年普及してきました。これは、従来の医科用CT(ファンビームCT)と比較して、低被爆で分析能力が高いのが特徴です。
それゆえ、インプラント治療のみならず、根管治療、歯周病治療、歯の移植、智歯(親知らず)の抜歯、矯正治療に有効な検査です。
エックス線検査とCT検査の被爆量
日本ににおける自然放射能(年間)が1.5ミリシーベルトに対して、当院の
歯科用エックス線撮影がその250分の1、
歯科用パノラマ撮影が150分の1、
歯科用CT撮影が37.5分の1、
程度です。
当院のエックス線検査と、CT検査
2014年より、当院でもコーンビーム型歯科用CT、デジタルエックス線(パノラマ、デンタル)を導入いたしました。これにより、、インプラント治療のみならず、根管治療、歯周病治療、歯の移植、智歯(親知らず)の抜歯、矯正治療に役立て、より正確な診査診断、より予知性のある治療、より永続性のある治療を目指します。
症例1、75歳女性、右下智歯(親不知らず)の抜歯症例の従来のパノラマエックス線写真
75歳女性、右下智歯(親不知らず)の抜歯前のCT検査、3Dグラフィック画像と断層撮影。
3Dグラフィック画像により手術設計をイメージしやすくなり、断層撮影する事で下顎管との位置関係を明確に把握できる。