初診アポイント
問合せ
重要なお知らせ初診のアポイント受付について

11月20現在、初診アポイント状況は以下の通りです。初診アポイントは2ヶ月先(1月20日)まで電話にて受付しております。

電話受付時間は平日は朝9時45分から、土曜日は朝8時45分からになります。初診アポイントのキャンセルがでた際は、随時ホームページを更新して先着順に電話受付しております。ャンセル待ち等の対応はしておりません。

※初診はすべてアポイント制で、アポイント受付はお電話でのみの対応になります。(メール及び留守番電話では受付しておりません)

(初診前の応急対応などはしておりません歯根破折した、前歯が折れた、前歯の差し歯が破損した、歯がぐらついて食べられないなど、前歯で見た目が悪いなど、すぐに診て欲しいという患者様を日々一人ずつ歯科医師1名で対応しております。そんな現状の為、すぐに診て欲しい患者様のアポイントが一杯で応急処置などは対応しきれない状況です。大変申し訳ないのですが、ご理解のほど宜しくお願いします。) 

尚、初診アポイントの当日キャンセルをされますと、次回の初診アポイントは六ヶ月は取る事は出来ません。初診アポイントは当日キャンセルしないようにお願いします。



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虫歯・神経の治療

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虫歯の原因と予防

虫歯になるためには条件としては、まず、歯がなくてはなりません。(この歯の結晶構造が弱かったりすると虫歯になりやいです。) 次に、お口の中に虫歯菌がいること。虫歯菌は、多かれ少なかれ、誰の口の中にもいます。この菌のかたまりを歯垢(しこう)またはプラークと呼びます。(歯垢の中には、むし歯菌以外の細菌もたくさん住んでいます。)

そこへ、食物が入ってくることが必要です。特に虫歯菌の好きなものは、ショ糖などの糖です。
むし歯菌が食べ物の中の糖を取り込み、酸を産生して、口の中を酸性にして、歯の表面を溶かすのです。これを歯の脱灰といいます。 食事するたびに、目に見えないレベルで、歯の表面は解け脱灰をおこします。

ところが、食べない時間があると、その間に唾液は排出され、お口の中が、酸性から中性に緩衝されます。また、唾液中のカルシウムやリンが溶けた歯に取り込まれ、また、いつもと同じ状態に戻ろうとします。これを歯の再石灰化といいます。

このとき、脱灰する量より、再石灰化する量の方が多ければ虫歯になります。虫歯が多い方の共通する事は、頻繁にショ糖を摂取している事です。虫歯予防の第一歩はショ糖の摂取をコントロールです。だらだらと甘い物を取る事を控えましょう。

虫歯の進行と治療

  進行具合 症状 処置
C0 エナメル質表面 歯の表面が白濁する。 経過観察。
C1 エナメル質内 痛みなどの自覚症状なし。 経過観察、もしくは修復処置(コンポジットレジンなどのつめ物)。
C2 象牙質におよぶ 初期においては、自覚症状なし 冷たい物や甘い物にしみる。
後期においては、温かい物にもしみる、痛みが持続する。(自覚症状がない場合もある)
虫歯を除去して修復処置(コンポジットレジンやインレーなどのつめ物)、もしくは補綴処置(クラウやアンレーなどのかぶせ物)。
C3 歯髄に達する 初期においては、、冷たい物、温かい物でいたみだし、夜間寝ている時に痛み出す。(自覚症状がない場合もある)
後期においては、温かいもので痛みが増し、冷たいもので痛みが和らぐ。
末期になると、歯がぐらぐら揺れて、リンパ節が腫れる事もある。
神経をとり、神経のあった管をきれいにして、管を密閉させる薬材をいれる。その後、歯を補強(支台築造)し補綴処置(かぶせ物)をする。
C4 歯根のみ 初期において無症状だが、ばい菌が歯の神経のあった管を通じて生体に及ぶと、歯の根の先の部分が腫れたり、膿がでてきたりする。 初期、神経のあった管をきれいにして、管を密閉させる薬材をいれる。その後、歯を補強(支台築造)し補綴処置(かぶせ物)をする。
末期、抜歯。

虫歯治療のポイント

  1. CO、C1においては、歯は再石灰化が起こる可能性があるので、焦って削ってつめる様な治療はせずに十分観察して虫歯の進行が認めてから修復する。
  2. C2とC3では治療の回数、治療の難しさ、治療後の予後など大きく変わってくるので、虫歯はC3にならないように定期健診、早期治療をする。
  3. C3まで虫歯が進行し神経を取る事なった際、その神経の治療はその歯の予後に大きく関わるので丁寧に根管治療を行う。
  4. C4で残された歯質が少ないかったり、薄かったりして、、その歯に過大な力が加わると歯が割れ(歯の破折)歯を喪失する事があるので、過大な力がかからないよう配慮し、破折が起きた場合まで考え治療を行う。

虫歯の進行速度

虫歯の進行速度は均一ではなく、進行の早いものもあれば、ほとんど進行しないものまであります。歯を脱灰させる要因(虫歯菌の数、糖類の摂取量、歯質の強度)が歯を再石灰化させる要因(唾液の量、唾液のリン、カルシウムの量)に大きく勝れば進行速度は速く、その逆だと進行速度は遅く、まったく進行しないものまであります。それゆえ、患者個人個人でも異なりますし、虫歯の発生部位や年齢によっても異なってきます。
虫歯の進行具合は見た目だけではなかなかわかりません。X線検査を行って確認する必要があります。

歯の神経の治療(根管治療)

歯の神経に炎症が治まらず、歯の神経を取った(抜髄処置)後は神経のあった歯根の管を中をきれいにしていき、その管にばい菌が入らないように密閉する薬をつめる必要があります。根管をきれいにしたり、薬をつめる治療を根管治療と言います。

歯の神経を取る治療(抜髄処置)の流れ

根管治療はとても重要な治療です。なぜなら、根管内の神経がしっかり取られなかったり、抜髄処置後治療を放置して根管内にばい菌が入ったり、密閉する薬がしっかりつまってなかったりすると根管内が感染してしまい(感染根管)痛みや腫れなどのトラブルが生じる事があるからです。また、感染根管の治療をするのには、かぶせ物(クラウン)を壊す必要があり、根管治療を根本的にやりなおすため治療回数、時間も掛かります。
そして、根管の形態はすべて異なり単純な形態をしたものから、根管が分岐した複雑な形をしたものまであるので根管治療には治療技術も必要とします。

それゆえに、大切なのは歯の神経はできるかぎり残す事で、虫歯が大きくならないうちに治療する、虫歯を予防することです。
残念ながら、虫歯が進行して神経を残して治療を行ったが噛むと痛い、しみる、などの日常生活に支障がある場合は神経を取るとなった際は根管を感染させないように丁寧に治療する事が大切です。

虫歯の治療を行いましたが、その後治療した歯はしみて痛みます。
治療の際に担当歯科医から「神経に近い虫歯でしたので、痛む、しみるなどの症状がでたら神経を取る必要がある」と説明がを受けました。
痛みがでた歯は神経をとる処置を行うしかないのでしょうか?
虫歯が神経近くまで進行している歯を処置した際は、処置後まもなくしみる、噛むと痛む、何もしなくても痛むなど症状がでることがあります。これは神経(歯髄)で炎症が起きてしまったために症状がでます。
神経の炎症が治まれば症状は軽減してきますが、何もしなくても痛むところまで炎症が進むと神経を取らないかぎりは痛みはとれません。仮に痛みを我慢したとしても、その後神経は壊死して、根管内で腐ってしまい、今度は歯肉から膿がでたり、歯肉が腫れるなどの症状がでてしまいます。その際は結局神経を取った処置(抜髄処置)より、治療回数がかかる感染根管治療が必要となります。
冷たい水でしみるなど症状が軽度であれば、様子をみるか、もう一度虫歯の処置をしてみるべきです。我慢できないくらい痛むなど症状が大きい場合は神経を取る処置をお勧めします。

感染根管治療の流れ

根管治療を途中で中止してしまったり、根管治療後の補綴処置(クラウンなどのかぶせ物)が不良であると、根管内に細菌が感染して(感染根管)歯根の先の歯周組織に炎症がおきます。炎症が起きると硬いものを噛むと痛む、歯が浮いた感じがする、歯肉を押すと痛む、歯肉の下の方が腫れる、歯肉の下のほうから膿がでる、などの症状がでます。原因が根管の感染ですので治療としては感染している歯質を針のような道具(ファイル)で削り取って行きます。そしてその後に根管が再度感染を起こさないように、密閉する薬をつめます。これらの治療を感染根管治療といいます。

感染根管治療の流れ

感染根管症例写真

症例1
神経が死んでしまって、根管が感染を起こし歯根の先に溜まった膿が歯肉にでてきた前歯の状態

症例1

症例2
5、6年前に根管治療を行い、その後症状はなかったが最近になって歯肉から膿が出てきた大臼歯の状態

症例2

感染根管治療のポイントは2つです。
1つは、根管内の感染源を除去することです。これができた時点で腫れや痛み、膿がでるなどの症状は消失します。そしてもう1つは、根管内を密閉することです。これができないと、再度根管内は感染して再び感染根管になり、腫れや痛み、膿がでるなどの症状が再発します。

まずは、感染源の除去がポイントとなります。しかし、根管は下の写真のように1本の管で単純形態をしているものから、枝分かれしていたり、2本の管が先端部で合流していたりと複雑な形態をしているため治療技術と経験を要します。ここは歯科医師によって技術レベルに大きく差があるところです。また、近年マイクロスコープの登場で根管内を拡大してみることができるようになり、感染源を目で見ながら直接除去できるようになり根管治療の予知性が上がりました。

次のポイントが 根管内の密閉する方法や材料もいくつかあります。近年MTAセメントという従来の根管充填材料とはまったく違う材料もでてきて、感染根管治療の成功率を上げております。根管の形態や状態で使い分けしていくべきです。
感染源の除去と根管の密閉、この2つができて感染根管治療の永続的な成功が得られます。

 

根管治療のリスクと副作用して、上図の様な複雑な根管形態が存在し、完全に感染源が取れない症例があります。また、感染状態が長くあれば、歯根の外側に感染が広がる場合があり、根管治療だけでは、治せない症例が存在します。また、感染が大きくある場合や過去の度重なる根管治療により、歯質が薄くなってしまっている症例においては、根管治療中に歯根破折や歯に穴があく(パーフォレーション)のリスクがあります。また、根管治療は基本的に歯質削る治療なので、不要な根管治療は歯根強度の低下を招く事があります。

 

歯に穴があく、歯根に穴、パーフォレーションした歯とその対処法

歯への感染が大きく、それを取り除いた結果歯に穴が空いたり、根管治療の不備から歯に穴があく事をパーフォレーションといいます。パーフォレーションを起こし、細菌感染を起こすと炎症がおき、腫脹や、膿がたまったりします。これは歯根破折を同じ事が起きています。歯根破折はその溝からの感染、パーフォレーションは穴からの感染です。そして、その対処法も同じです。原理として感染源を除去してその部分を閉鎖できれば治ります。感染源を除去したときにその穴を閉鎖できるかと、その閉鎖が維持できるかが治療成功の鍵となります。治療の流れや治療のポイントも歯根破折と同様になります。ご参考ください。
→参考ページ⇒「歯根割れる、歯根にひび、歯根破折の説明」

虫歯になったために神経を取って被せ物をしましたが、その後痛くて噛めません。何が原因でしょうか?
いくつかの原因が考えられます。
  1. 神経が根管に残っている。残った神経が炎症をおこしている。
  2. 神経をとった根管が感染して、歯根の先端で化膿し、周囲組織が炎症を起こしている。
  3. 歯がひびが入っている、割れている。
割合的には2の場合が多いです。まず原因が何かを調べていきますが、治療は再度根管治療を行っていくことになります。根管治療は治療の基礎となります。時間がかかってもしっかり治療することをお勧めします。
感染根管治療を他歯科医院でうけてますが、なかなか治りません。どうしてでしょうか?
いくつかの原因が考えられます。
  1. 神経が根管に残っている。残った神経が炎症をおこしている。
  2. 神経をとった根管が感染して、歯根の先端で化膿し、周囲組織が炎症を起こしている。
  3. 歯がひびが入っている、割れている。
割合的には2の場合が多いです。まず原因が何かを調べていきますが、治療は再度根管治療を行っていくことになります。根管治療は治療の基礎となります。時間がかかってもしっかり治療することをお勧めします。

 

 

根管治療の費用(自費)

大臼歯:132,000円 小臼歯:110,000円  前歯:88,000円  (消費税込み)
※治療中の仮歯、ラバーダム、CT検査、ポストコアの費用を含む

 

 

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